数値と理論とリアルの関係
暖かくなってきました。色々ときな臭い世の中ですが、何事も無い様な平々凡々な、ココ大阪のワタクシです。
3月の営業日程です。
 5日(土)は、16時位からの営業となります。 8日(火)は、臨時休業いたします。代わりに10日(木)に、振替営業いたします。
その他、変更がありましたら、SNSで告知いたします。
さて、久々にちょっとだけお話を。
エアロ効果が最近、またもや流行ってきている様に感じます。 この手の効果的と言われるものは、流行の様にやってきては消え、またやって来るのを繰り返してます。
エアロ効果とは、一般的に空気抵抗が少なくなる事を指しています(大まかに) モータースポーツでは、昔から非常に重要視されていましたが、科学技術の発達でモトGPなどでは、えげつないほどのウィングが付いています。
あれ、実は昔からあったんですが、検証する技術が当時は低かったので、上手くいかなかったのが日の目を見たのです。
自転車でもフレーム、ホイール以外のパーツで、エアロ効果をうたったものがあります。 このスピードで何時間走ったら、この位のワット数節約とかなんとかありますが、それらの効果は否定しませんが、自転車本体の空気抵抗より乗ってる人間の方が遥かに空気抵抗は大きいです。
そのため下ハンドルを握る事を推奨し、低い姿勢で走る事がトレンドのように扱われています。
しかしそれが、かえって出力を低下させている場合が見受けられます。 空気抵抗を減らすために、下ハンドルを握って低い姿勢にすると、空気抵抗が減ってスピードが上がる。
それは否定しません。しかしそのために股関節部分にペダリングを妨げない、充分な空間を作れずにむしろパワーを出せない状況に貶めている場合が多いです。
直立した状態で片足を上げた場合と、上体を腰から前に70度ほど倒した状態で、同じ様に足を上げてみて下さい。 上体が真っすぐな状態と比べ、倒している時は途中から足を上げるのに真っすぐな状態より力を使ってしまいます。
かつ、クランク上死点近く(1時の位置)で力を入れる事が出来ず、3時くらいの位置からしか力を入力できません。 と言う事は、1時~3時の間に本来の力を入力できていない、すなわちパワーロスしているのです。
これは股関節まわりが窮屈になって、足の動きを阻害しているためです。
プロレベルの方は、一般の方が考えている以上に股関節周りの空間を意識しているので、例え低い姿勢の状態でも空間を作り出せる様にトレーニングしています。
下ハンドルはほとんど握らないと言う方(全日本トップランカー)も居られます。
一般の方で、そこまでトレーニングできている方は、あまりいないと思います。
それなら、むしろ思っている以上に上半身を上げて、膝を下に真っすぐ落とし込むようにしてペダリングした方が、持ってるパワーを全て注ぎ込めるし、重力の力を利用できるので楽に長時間、高出力を維持できます。
平坦でも上りでも、疲れた時こそ体を起こして、”まっすぐ”膝を落とすようにペダリングしてみてください。 エアロ効果を感じる以上に、力強い推進力を感じる事ができるはずです。
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