ネバー・エンディング
最近、自転車で走ると内蔵が冷えてパフォーマンスが下がる事に気が付いた、ココ大阪のワタクシです。 なので、薄手の腹巻を付けて走ってます。
さて、今日はちょっとしたよもやま話です。
 二年ほど前にご購入頂いた、CINELLE-チネリ-ジデコです。 オーナー様はロードバイクも所有しておられるのですが、通勤用にご購入頂きました。
納車整備でカッチリ組んでいるとはいえ、さすがに2年間ノーメンテナンスだと、あちこちが”やれ”っとしてきてます。
今回のメンテナンスで、これからもお役に立てる事になるでしょう。
いくら通勤とはいえ、ロードバイクで走った時の快感を知ってしまったら、もう普通の自転車(ママチャリ)には乗れません。 走った時の爽快感、流れる景色のスピード感、それらは通勤時でも心躍らせてくれます。 帰宅時などは暮れゆく空を眺めて、一日の心の疲れを癒したりもしてくれます。
歩いたりジョギングもいいんですが、自転車で走っている時の流れていく景色の爽快さは格別です。 こんな時世で自転車がもてはやされている様ですが、必要に駆られて乗るよりもそういった楽しみもある事を知って欲しいです。
さて、このジデコを整備していて、珍しくメンテナンスの事を書いてみたくなりました。
 このジデコ、いわゆるディスクブレーキが装着されているのですが、今回の作業にブレーキパッドの交換がありました。
TRP製のディスクパッドですが、ワタクシはパッドの裏面を少しならします。 元はパッド裏も赤い塗装が施されているのですが、塗装の厚みは均一ではないので、そのデコボコを取っているのです。 また、表面自体もデコボコしている時もあるので、それを平らにならす作業でもあります。
こうする事によって、ブレーキをかけた時の”ビビり”を少しでも抑える事ができます。 ”ビビり”とはブレーキを軽くかけた時や、止まる寸前などのスピードが低い時にでる細かい振動を言います。
このビビりがでるとブレーキをかけても制動距離が伸びますし、何よりハンドルから手に振動が伝わるので(割と大きい)、不安定になって怖いです。 ビビりは様々な要素が絡みあうので、この作業をすれば絶対でないとは言えません。しかし一つづつ、細かい点を潰して性能を向上させるのが我々プロショップの仕事です。
メンテナンスはお時間や費用が掛かってしまいますが、安全面だけでなく爽快に気持ちよく乗って頂くためのものなので、この寒い時期にお任せ頂ければと思います。
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