温故知新
暑くなっては寒くなるの繰り返しな、ココ大阪のワタクシです。
さてさて大阪では都構想やコロナ感染日本最大を記録など、話題に事欠きませんが、いたってノーマルドライブの当店です(笑)
今日は商品紹介というよりは、説明に近いものです。
 こちらワタクシの愛機、イタリア製ハンドメイドオーダーフレーム、ZULLO(ズッロ)です。
ご存じの方も多いですが、このズッロフレームのコンポーネントは、カンパニョーロの電子制御変速E.P.S..を搭載しておりました。 最初期のV1というモデルでしたが、現行のV4に至るまでカンパニョーロは電線(ワイヤー)を外装ではなく、内装する仕様でしかラインナップにありませんでした。
ワタクシのズッロは、製作してもらったのが10年前なのですが、使用しているパイプは約30年前のMAXというものです。 このパイプは焼きが入っていて硬度が高いので、パイプに穴をあけるとのちに振動で割れてきたりします。 なのでワイヤーを内装にする事ができずに、仕方なく無理やり外装にしていました。
 ハンドル周りの電線は仕方ないとして
 ダウンチューブの底に、見えづらい様にクリアテープで留めたり
 余った電線をさりげなく(無理やり)、シートチューブ側のボトルゲージに巻き付けたりしていて、よく見たら不細工極まりないワイヤーの通し方してました。
それが嫌で嫌でたまらないので、今回FSA製のWEという電動シフトモデルと組み合わせる事にしました。
 WEはシフトレバーからフロントとリヤの変速機までワイヤーのないワイヤレスなので、ハンドル周りもすっきり
 ダウンチューブ裏もこれこの通りスッキリ
 フロントディレーラー
 リヤディレーラー
 シフト&ブレーキレバー(カンパでいう、エルゴパワー)
 カンパニョーロもそうですが、このWEもフロントディレーラーにあるスイッチで、電源のON /OFFができます(シマノはできない)
シフトレバーからフロント、リヤディレーラーまではワイヤレスですが、シートチューブに内装されたバッテリーからは電力供給のワイヤーが有線であります(シフトレバーはCR2032ボタン電池を使用) これによってバッテリー容量が大きくとれ、カンパ、シマノと比べても長時間の使用が可能です。
WEを使用しているのは、これらだけ。クランク、チェーン、カセットスプロケット、ブレーキはカンパニョーロ11速をそのまま使用しています。 使用に関しては、全く問題なく正常に動いています。 変速ボタンはレバー外側側面、上下に2個並んでいます(シマノは前後に並列に並んでいます)
上下に並んでいるので押し間違えが少なく、直感的に操作できます。
このWE、シマノコンポーネント(11速)にも対応しておりますので、ハンドル周りの電線をすっきりさせたいとか、ワイヤーを内装できないフレームの場合には、組み合わせて使用すればかなりスッキリします(電力供給のワイヤーだけは、BB裏のワイヤーリードを留めるネジ穴などを拡張して、強引に内装しないといけませんが)
WEのこのセット(エレクトリックセット)は、税抜き20万円となります。 内装出来ないフレームの穴あけ加工を外注に出したりする際の費用を考えたら、それほど変わらない場合もありますのでほとんど誰も使っていないWEを使うのは、とてもアリだと考えます。
スポンサーサイト
|