山椒は小粒で3
風邪が治ったと思ったら、1週間でまた軽く風邪気味になったココ大阪のワタクシです。 幸いにして今回の風邪は、2日ほどで治りましたがインフルに何回もかかるよりずっとマシだと、ポジティブに考えています。
遅くなりましたが、2月の営業日程です。 27日の水曜日は11時~16時、一旦終了して再度18時30分~20時までの変則営業となりますが、よろしくお願いします。

さて、今回紹介するのは山椒は小粒でピリリと辛い的な、ちょっとした商品です。
 ズラリと並んでいるのは、そうケミカル類です。 これらのケミカルは日本のハヤ商事と言う会社が製造しており、当店でも組み立てやメンテナンス時に使用するケミカルは、ほとんどはこれらを使用しています。
その中でも一番使用頻度が高いのは、左から2番目(ブルーの缶)のLM-0702レストルクと右端の小さいパウダー潤滑剤です。 レストルクは有機モリブデンを配合しており、透明でサラサラ、どこでも浸透していきます。 サラサラですがモリブデンが配合されているので、比較的長期に渡り効果が持続します。 モリブデンは色々効果がありますが、高い荷重に耐えられ摩擦係数が低いため、ワタクシはディレーラーやブレーキアーチ等のリンク部に使用しています。 無色透明で匂いもほとんどなく、乾いた様に見えても被膜が残っているのであまりべたべたせずに、チェーンオイルを刺した時の様にべったり黒く汚れてくる事は少ないです。 パウダー潤滑剤は、塗布した時はウェットなのですが暫くしたら乾燥して、白い粉上の粒子が残ります。 ベタベタして汚れが付いてほしくない部分などに、ワタクシは使用しています。
このハヤ商事、ものすごい拘りを持って製品を作っていて、いつも展示会などで話を聞くと、とてもとてもマニアックな話をしてくれて、ワタクシなどはとても楽しいです。 今回はとある卸会社さんの展示会にてお話をお聞きしましたが、カストロールのR30とA747オイルの話で盛り上がったのは最高でした。 とても真摯に製品を研究開発していて、その姿勢が製品にすごく表れています。
そんなハヤ商事が満を持して発表したのがコチラ。
 究極の潤滑剤、プロフェッショナルLX-25(左)とLR-25(右)です。 この2つはベースは同じですが、LX-25に対しLR-25は二硫化モリブデンとグラファイトといった黒色系個体潤滑剤を3倍添加しています(なので色が黒い) じつはこの二つに添加している素材は、そのままでは絶対に混ざらないのですが、特殊な機械を使って長い時間をかけて混ぜ合わせているのです。
LX-25(黄色っぽい方)は、電気的に成分を金属に吸着させるもので、これだけサラサラしたオイルなのに、かなりの耐久性を誇ります。 さすがにネットリしたオイルほどではありませんが、ネットリしたオイルは抵抗が増えるので、軽い動きが必要な部分には雨対策以外不向きなのです。
あっ、書き忘れてましたが、こいつらはチェーンオイルとしても使用できますが、ディレーラーなどのリンク部にもモチロン使用できます。 どちらも使用感はベッタリではなく、シットリという感じで雨にもある程度耐久性があります。
あまりチェーンが黒く見えるのが嫌な方はLX-25、より潤滑性能(低い抵抗=軽くまわせる)を求める方はLR-25をお使い下さい。 長期テストの結果は、また後日お伝えします。
最後に一つ、これらの潤滑剤を使用する時は、ホイールのブレーキ当たり面やボディなど不必要な箇所にかかった時には、すぐに脱脂剤などでふき取って下さい。
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