暑い国からの帰還
灼熱のコンクリートジャングル、スズカサーキットから帰ってきたワタクシです。
毎年行く度に、現地でみんなと”今年は去年より暑いなぁ”と言っているのですが、今年は輪をかけて暑く、2日たった今でも体の中が熱く、食欲も落ちてかなりシンドイです。 他の人に聞いたら、結構みんなそんな感じらしいので、その内に太陽光線が殺人ビームに変わる日が来るかもしれません。
そんな暑い、熱い、アツイ、スズカの1日のお話です。
 ピットからグランドスタンドを望む。
個人種目もあるんですが、当店から参加する皆さんと楽しさを共有したいので、いつも2時間エンデューロという種目にエントリーしています。 この種目、2時間の間に何周回するかで順位を決めるのですが、ソロ(一人)、2人、3人、4人組で参加でき、リレー形式で交代しながら走れるので(ソロは除く)、皆で走った感が半端ないです。
当店ではいつも強力助っ人チームが参戦してくれるのですが、そのチーム以外はみんな順位は関係なく、怪我無く楽しく走りきろう問う言うスタンスで出場しています。 今回は助っ人チームが4人組み、3人組みが1チーム、そしてワタクシは2人組での出場構成です。
 夕方4時5分スタートなのですが、その時点でも気温は高く、しかもスタートまでにかなり体力が削り取られます。
2時間エンデューロは出場人数が多いので、前のカテゴリーの人が走っているコース横(ピットロード)に、スタート1時間くらい前から並べます。 こいつが曲者で、総合上位を狙うチームはすでに3時過ぎには並び始めているのです。なぜなら並んだ順にスタートするので、最後尾に並ぼうものなら、スタートの合図から5分くらい経たないと、ビンディングペダルにシューズをはめる事ができない位、人でごった返しているからです。
並んでいる最初のうちは日陰でいいのですが、係の人の案内に従って徐々に移動しているといつのまにやら日なたに・・・。 順位を狙っていないワタクシなので、ほぼ最後尾に並んだのですが、そんなワタクシでも日なたで20分位は日光を浴び続けていたので、先頭の人達の事を考えると恐ろしいくらいです。
そんなこんなですがなんとかスタート。最初の週は結構ゆっくりパレードランみたいなものなのですが、それが終ると周りは急にスピードアップします。 先頭の順位狙いの方ならわかるのですが、ほぼ最後尾の方々はアドレナリン大放出のなせる業か、ロクなウォームアップも無しで普段以上の走りをされている方が殆どです。 ワタクシ、何回も出場してるのでそんな事すると、あっという間に足がパンパンになるのが判っているので、最初の周回は自分が思っている以上にゆっくり走る様に心がけています。 そうしていると半周も周らないうちに、勢い良く飛び出して行った見覚えのあるジャージの方々が、文字通り前から零れ落ちてくるので、間をすり抜けるように徐々にペースアップしていきます。
しかしとにかく暑い!日中の出店ブースめぐりの時点でかなりHPを削られていたので、夕方とはいえ遮るものは何もない国際レーシングコース、照り返しも半端なく普段以上にHPのレベルゲージが減っていくのがわかります。
特にワタクシの様な重量級は下りがタイムの稼ぎどころなので、周りが足を止めて休んでいる中、次に続く登りでその勢いを繋げる様にひたすら漕ぎ続けます。 登りは登りでせっかく乗せたスピードをできる限り殺さない様に、必死で漕ぎます。ストレートも言わずもがな、最大巡航速度を維持する決死のペダリングが必要なので、様はコース全周で力を抜くところが殆どないのです(人の後ろに付けたら楽ですが)
その甲斐もあって、そしてペアライダーの頑張りとで、ほぼ最後尾スタートから、なんとか2人組クラスで116位で完走でしました(2人組クラスは、リタイアも含め全371チーム出走) そして助っ人チームが久々に6位に入賞してくれた(4人組クラス)ので、みんなで大はしゃぎです。
さて、そんなイベントレースばかりがメインではありません。ピット裏広場では、協賛企業出店ブースが多数あり、見て周るのもシマノスズカの楽しみの一つです(それでだいぶん、体力削られるんですが)
そんな中、こんなカワイイゆるキャラも。
 愛知県の特産品、みかんのゆるキャラ、みきゃん君です。多分、みかんと犬(キャンと泣くから?)をもじってるんでしょうね(後の2人は知り合いの、取引先の方々)
暑い中、かわいさを振りまいていましたが、ワタクシはみきゃん君の秘密を発見してしまいました。 みきゃん君には先っぽに花がついた尻尾があるのですが、シッポの根元に二つの小型ファンがついていたのです(土木作業の方が着ているベストにも、最近はそんなのがついているそうです) 何たるハイテク!そら、あんな被りものしてたら、暑い事この上ないと思います。まして尋常じゃない位暑い鈴鹿ですから、いくらファンが付いていても、中の人の苦しみたるや想像を絶します。
そんなハイテクをみきゃん君に指摘したら、可愛く違うよって手を振ってたのですが、しつこく問い詰めたらハタかれました(笑)
そんなユーモアあり、苦しみあり、楽しさありのイベントですが、やはり参加されたお客さん全員が、怪我なく無事に帰ってこれたのが一番嬉しいです。
たまにはこんなイベントに参加していますので、我こそは!と思う方は、次回一緒に参加しましょう。
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