百貨店ワルツ
伸ばしている髪の毛がエライ事になってきて、朝起きた時などは音楽室に飾られたベートーベンの絵の様な髪型のワタクシです。
次回のブログでは、”すんごい”のを紹介させて頂きますが、今日は”すんごい”ではなく、色とりどりのワンダーランドへのご招待です。
ようやくご紹介できます。はるばる東京まで行って、見て、聞いた、チネリの展示会の事を。
場所は青山にあるライフ・クリエーション・スペースOVE(オーブ)。初めて降り立つ彼の地は、路地裏さえもいい香りのする、ワタクシには不釣り合いな地でした。 しかしこの地でこそ、チネリの展示会をする意義もあろうかと思いました。
まずは華麗なる、その姿をご覧ください。




 会場に野暮ったさは全くなく、チネリの優雅な製品群が更に映えて、とても美しかったです。
もはや何もいう事はありませんが、一応簡単に説明を。
 ミドルグレードのカーボンフレーム、SUPER STAR-スーパースター- サエッタに変わる文字通り新星ですが、仰々しいネーミングもチネリなら許される気がします。
 言わずと知れたSUPER CORSA-スーパーコルサ-.一見、進歩がないただの懐古趣味のフレームに思われていますが、パイプの材質や細かい点を改良し進化し続けています。、その走りは正にTHE ROAD RACERです。
 NEMO-ネモ- スーパーコルサと同じスチールフレームですが、こちらはティグ溶接でさらに軽量、軽快な走りでとてもスチールとは思えない走りです。 来年からは生産も安定して行われ、納期も少しは早くなるそうです。

 なぜか女の子にも人気のあるシクロバイク ジデコです。 フラットバータイプとドロップハンドルタイプの2種類です。このカラーリングに人気の秘密がありそうですが、シクロクロスレースにも参戦可能な、以外にスパルタンなヤツです。
チネリはタダでさえ生産数が少ないのですが、このジデコは更に少ないうえに1回こっきりの入荷しかないので、ご希望の方はお早めに・・・。
最近では、チネリはカラーリングだけの大したことない自転車を思われてますが、いえいえとんでもない。実は昔から武闘派で、かなりアグレッシブな性能を持っています。 ただしチネリは、レースで速く走るだけが自転車ではないと考えています。 此処じゃない何処かへ、自らが望んだ時に違う世界へ連れて行ってくれる、いつだってアドベンチャーな乗り物と考えています。
ゆっくりでも速い速度でも、乗り手が楽しく快適にを一番にしています。
チネリを所有した時の満足感は、独特です。そして一踏みしたその時から、子供の頃に連れられた百貨店の様に、見るもの全てがドキドキとワクワクで包まれてしまうのです。
しかし悲しいかな、チネリの供給量はあまり多くはありません。 チネリの親会社は、自転車のパイプメーカーのコロンバスも傘下に収めています。そのため他のフレームメーカーにパイプを供給する手前、自社の生産は後回しとなり、たゆまざる改良のため生産も遅れがちになります。
ですので、チネリが欲しいと思った方は、今からご予約される事を強くお勧めします。
どんなに性能のいい自転車でも、最終的にしんどい事にかわりはありません。 チネリとて例外ではありませんが、乗り手の心にワルツを踊りたくなるトキメキを与えてくれるのは、きっとチネリしかないでしょう。
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