spokey dokey
梅雨です。湿度は高くておまけに暑いです。そんなこの時期に、お店で使ってる扇風機を破壊してしまい、ちょっと困ってるワタクシです。 もっとも、その扇風機は20年以上使ってたシロモノで、首振りにすると”キィ~”って音がなり、よくお客さんに笑われてた年代モノなので、よくぞここまでもってくれましたと思いますが・・・。
今日は多分、在庫としては最終便の入荷と、チェーンオイルに関しての説明です。
 TIME-タイム-SKYLON ACTIVE 限定メタリックグレーカラーです。
なぜ"限定”かというと、このカラーは今年モデルではアップチャージで選択できる”通常カラー”なのですが、昨年は期間限定のカラーで、どこかの国にあったコイツが、紆余曲折を経て当店にやってきた次第なのです。もちろん新品、正規輸入品です(笑)。



昨年生産されたモノとはいえ、今年モデルとはなんら変わりありません。むしろお値段は昨年の方が安かったので、コイツはお得といえるでしょう。 販売価格は680400円(税込み)です。今年のオプションアップチャージものから、5万円以上はお安くなっています。どうぞよろしゅうに・・・。
さてここからは、チェーンオイルについてちょっと説明を・・・。
店頭でチェーンオイルは何がいいかと良く聞かれますが、チェーンオイルには大まかに2つのタイプがあります。 それはドライタイプとウェットタイプです。
ドライタイプは読んで字の如し、オイルを塗布したあとチェーンに触っても殆ど手に油が付かないタイプです。 逆にウェットタイプは塗布したら見た目にも”オイリー”感全開で、もちろん触るとべったり手がオイルまみれになります。
どちらも一長一短の性能で、乗り方によって選べばいいでしょう。
具体的にはドライタイプはジーパンなどカジュアルな服装で乗る方向きで、通勤通学に適しています。理由はズボンの裾が汚れづらいから。 また、見た目もチェーンの汚れが目立たず、スタイリッシュな感じです。 デメリットは塗布後の油膜が薄いので耐久性に乏しく、雨が降れば一発で油が流れてしまい、すぐチェーンがキャタピラの様に”キュラキュラ”と音を立てます。 雨が降らなくてもマメに塗布しなければならず、面倒くさがり屋さんには、向いていません。 あと、一部メーカーで塗布後にチェーン表面が白っぽくなるものがありますが、これはオイルが乾いたあとに残る白い粉状のものが汚れを吸着して、チェーンが汚れるのを防ぐ様になっています。 ただしこいつも考え物で、ずっと使っているとディレーラーのプーリーやギヤなどにカスが体積し、かえって駆動抵抗になってしまいます。 いくら汚れづらいといっても、タマにはチェーンやギヤの洗浄をお勧めします。
次にウェットタイプですが、デメリットとしてはすぐにオイルが黒ずんで、裾も汚れるチェーンやギヤにも砂など汚れが付きやすくなり、見た目にキレイじゃありません。
メリットはチェーンに付く油膜が厚いので、油膜がショックアブソーバー代わりになり、チェーンのジャラジャラした駆動音や変速時の音が、ドライタイプに比べて、大分静かになります。 また耐久性も高く、少々の雨でも落ちにくいです。
ウェットタイプには静粛性にかなり重きを置いているものもありますが、音の静かさを謳っているタイプは、ペダルを踏んだ時の推進力変換のダイレクト感にかけます。 これは極圧材という添加剤が入っているためで、この極圧材がショックアブソーバーとしていい仕事してるために、その分推進力を幾分か食っているのです。 ただし、淡々と長距離を乗る場合や、トライアスロンなどの競技で足を残しておきたい場合には、むしろ好都合(足に優しい)となります。
当店でも扱っているタクリーノ製チェーンオイルは、その辺りを細かく分けていて、汚れたくない人にはドライタイプ、ダイレクト感を追及する人用のウェットタイプ、更には足を残せるウェットタイプとシュチエーションに合わせた製品のラインナップがあります。
詳しくはこちらのサイトを見て頂ければお判り頂けるかと思いますが、チェーンの抵抗は結構大きく、ここの清掃、チェーンオイルの選択によって大きく走行性能が変わります。
ワタクシ実はタクリーノオイルの開発にも、初期の頃から少しだけ携わっており、プロトタイプを使いそのテスト報告をよく開発者の方にしておりました(最近はしておりません)
自分で言うのもこっぱずかしいですが、タイヤとかオイルとか車体系をテストする時の感覚(感性)は、そこらの選手(失礼)よりも高いと思っています。 選手は走る事に集中するのが当たり前で、それ以外の事に余計な神経を使う事はNGだから、知らない判らないは当然なのです。
ワタクシはどちらかというとメカ的な事に興味があるので、走りながら色々考えてしまうため、色々と説明できるのですが、逆に走りはあんまりよくありません(笑)
チェーンオイルに限らず、何かご不明な点がありましたら、知っている事判る事はお答えしますので、いつでもお気軽にお尋ねください。
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