アウグーリオの楽園的、ノーテンキ日記
大阪の下町、長居でのんびり、ゆったり営業している自転車店です。
バンピーでリスキーでスリッピー

暑いです。日陰や山間は空気がまだ冷たいですが、日なたを動いてると汗ばんできます。

今日はこの間試してみた、HUTCHINSON-ハッチンソン-のニューチューブラータイヤ、FUSION5-フュージョン5-の、感想です。
fusion5.jpg
常々、タイヤの性能如何によって、自転車の本来持つ能力と自分の力が左右されるといい続けてきましたが、改めてその事を思い知らされました。

今回のフュージョン5はクリンチャーも含め、主要なモデルは全て新たに開発されたもので、トレッドパターンはクリンチャー、チューブラーとも同じですが、チューブラーはタイヤサイズが700×25cのみとなっています。

前モデルのカーボンコンプは23Cでしたが、見た目は他の23cよりも細めに見えていただけに、今回の25cモデルは太さが際立ちます。

fusion5-tst.jpg
画像提供はいつも休憩でお世話になってる、酪農カフェ酪さんです。
ビットリアのコルサシリーズと違い、タイヤサイドはブラックです。


テスト車両はコルサスピードの時と同じ、タイム スカイロンアクティブ。以下、仕様です。
ホイール:ライトウェイト マイレンシュタイン
コンポーネント:カンパニョーロ レコード クランク長170mm 50/39 12/25
乗り手:身長167cm 体重70Kg

空気圧は以前使用していたカーボンコンプと同じF7.4bar R7.6barから開始。

おっと、忘れてましたが前回テストしたビットリア コルサスピードは実測195g 今回のフュージョン5は285gです。
1本につき約90gの重量差がありますが、コルサスピードが軽量バージョンなので、重量で比較するのはちょっと酷なものがあります。

走り始めて感じるのは、思ったより90gの重量差は感じない事です。そしてご他聞にもれず、転がり抵抗が少ないので、凄くスムーズに走り出します。
クリンチャーをテストした時も感じましたが、ビットリアとハッチンソンでは転がり抵抗の感じさせ方とショック吸収性の仕方に対して、タイヤに求める思想が違うのではないかと思いました。(詳しくは以前のブログ、ハッチンソン フュージョン5クリンチャービットリア コルサスピード編を参照して下さい)

この空気圧では正直、タイヤの性能を存分に味わえませんでした。ビットリアもそうでしたが、今回の新型タイヤはどれも、旧モデルよりも空気圧を高めにした方が、性能が発揮される様です(ただし、ワタクシの体重が70Kgというのを、考慮して下さい)

7.4 7.6barでは、それなりにいいタイヤだけど、どうもロードインフォメーションが薄いという印象でした。

そして空気圧をF8.2 R8.4barにしてからが、このタイヤの本領発揮でした。
前述の様に1本90gの重量差は、かなりヘビーに堪えるのではと思いましたが、登りでもハッチンソンらしい”自分の踏んだ分だけキレイに進む”感覚で、重さを感じさせないものでした。

大事な事なので、2回言います(笑)コルサスピードはサイズが23Cで尚且つ軽量バージョン、フュージョン5は25Cで通常バージョンと言うのを考えれば、これは特筆すべき事です。
前から紐で引っ張られる様に進むのか、漕ぐ度に”シャッシャッ”と小気味よく進むのか、どちらが好みかで選んでもいい位です。

さて、お次は走行性能です。
さすがの25Cでエアボリューム満点です。ですが、空気を張りすぎた時に感じる、イヤな硬さや跳ねは皆無です(プラス0.4barでは、さすがに硬かった)
走りながらこのタイヤは、コンパウンドやトレッド面(タイヤが地面に接する面全体)のケーシング性能だけでなく、タイヤサイドのケーシングもダンピング性能に寄与しているのではと考えました。

トレッド面は地面に対して平行に潰れますが、サイド面は縦に潰れるのでより路面追従性やダンピング性能に関係します。
縦の動きをどういう風にコントロールするかで、走っている時の安心感が変わってきます。

サイドがフニャフニャなら腰砕けに感じ、交差点を曲がる位のコーナリングでも不安ですし、ブレーキングも安定しないので制動距離も伸びます。
フュージョン5はサイドのダンピングバランスが、非常に優れていると思いました。
直線ではゆっくり走っている時も、荒れた路面の下りを70Km/hで走行している時も、車体は路面に張り付く様で、跳ねた時もゆり戻しが殆どなく、全く安心して走行できました。

バンピーでリスキーでスリッピーな路面も、このタイヤなら安心して突っ込めます(笑)

余談ですが、下りで70Km/hのスピードは出そうと意図した訳でなく、60km/hで下っている時に幅寄せしながら抜いていった車を追いかけて出たものです。
それだけ出しても安心ですよって事ですが、紳士、淑女の方は決して、そんな凶暴な事はしないで下さい(笑)

トレッド面、サイド面ともにいい仕事をしているこのフュージョン5は、ヒルクライムなど軽さが命の競技では不利ですが、ブルベなどのロングライドやエンデューロレースでは、前モデルのカーボンコンプ以上に速く、楽に安全に走れる事は確実です。

また余談ですが、コルサスピードの記事を読まれた方は、コルサスピードが空気圧によっては跳ねる(正確にはゆり戻しがある)のでフュージョン5に劣ると思われるかもしれません。
また書きますが、コルサスピードは軽量バージョン。当然トレッド面も特にサイドも”ペラペラ”です。
ペラペラなところに最高のダンピング性能を持たすのは、不可能と言うものだという事を付け加えておきます。

ハッチンソン、ビットリアのチューブラー、クリンチャーは、今年全てが変わりました。
いくら言葉で言っても伝わりませんが、タイヤでコレだけ変わるのか!と改めて衝撃です。

そして何度もいいますが、タイヤの空気圧管理(自分に最適な)はしっかりしましょう。

あとはいつか書きたいですが、それらの性能を活かすも殺すも乗り手です。
腕を突っ張ったまま、上半身を硬く起こしていては、良いもの使っていても、交差点すら満足に周れません。

自転車の性能アップはもちろんですが、普段の生活から自分の体の姿勢や動きに注意する事で自転車は驚くほどよく走ります。
またそれを意識して悪い所を改善する事で、日常生活でも故障の少ない生活をおくれます。

全ては繋がっています。自転車に故障なく乗れるだけでなく、長い人生で痛みを少なく暮らしていく事を考えるのも大事です。
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住所:大阪市住吉区長居2丁目10-32
電話番号:06-6696-5501
営業時間:11:00~20:00
定休日:木曜日


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