MSイグルー
またまた寒くなりましたが、今のところ体調は崩していないワタクシです。
今日は随分前に入荷していましたが、インプレを書いてなかった”あの”特異点なやつのご紹介です。
 この特異形状・・・、そしてホントに大丈夫なのかという思いを拭い去れないサドル、MS9MANTA-マンタ-サドルです。
 もう名前からして、”試作機”っぷり全開です。
ネタバラシからすると、本日のタイトルは試作機にスポットをあてた名作アニメより頂きました(笑)
このサドル、うたい文句は”最強のコンフォート”と”最強のペダリング矯正”だそうです。 早速使用してみました。
 取り付けた車両は、NEVI-ネービ-PICCOLA20-ピッコラ20インチ-(現行モデルは、フレームのパイプワークが、変更されています)
ピッコラに取り付けたのには、理由があります。 このサドル、サドルレール中心からサドル天まで約80mmもあり(場所によってはもっと)、おまけに先端部がワタシの取り付け位置では、ホリゾンタルのフレームだとトップチューブにかなり近くなり、見栄えが非常に悪いからです。
 ワタクシの”いいポジション”で、こんな位置です。
レールからサドル天の高さ(厚み)が通常のサドルより倍くらいあるので(アスチュートで約45mm)、ISP(シートポスト一体型)フレームでは、フレームをかなり切らないといけないので不可ですし、同様にホリゾンタルフレームでシートピラーの出が少ない場合も不可です。
サイクリングタイムの紹介記事にもありましたが、このサドルは”いいポジション”に合わせるまで、とても、凄く、非常に、大変な根気と労力が必要です。
白状しますと、借り物のサドルだったので、トータルで100KMほど走りましたが時間が足りなくて、完全には合わしきれなかったのです。 どうしても走行中にお尻が前にずり落ちてくるのを、調整しきる事ができませんでした。
ただ、このサドルは今までの通常サドルの考えで位置合わせしていたら、絶対に合わしきれません。 自分で積極的に”イイ位置”を探し、なおかつペダリングに使う筋肉をイメージしないとダメです。
しかし究極のコンフォートは味わえませんでしたが、究極のペダリング矯正には非常に役にたちました。
前述の通り、ペダリングの筋肉を意識しないと、とてもマトモには漕ぐ事ができません。 このサドルをちゃんと使用すると、通常サドルでいかに楽してるか(ちゃんとペダリングできてないとも言う)が判ります。
今回のテストで、漠然とペダリングしていくのではなく、骨盤から足の裏までの”骨”を使ってペダリングするという事が、しっかりとイメージできて非常に良かったです。
ただそのイメージが出来ても、今まで全くと言っていいほど使ってなかった筋肉を使うので、最初は凄くシンドク感じます。
このサドルは現時点でのワタクシの感想としては、ローラー台で使う最強のペダリング(というより骨格)矯正サドルです。 ちゃんと使えば、ワタクシの場合は腰(骨盤)周りの筋肉がほぐれて、腰痛が治まりました。
一概には言えませんが、いかに普段の筋肉の使い方が”硬い”使い方しかできていず、”しなやか”な筋肉の使い方を全くしていないと言う事がわかるでしょう。
”しなやか”な筋肉の使い方をすると、筋肉のパワーのみに頼らないので故障も少なくて、最小限の動きで最大の効率が得られるのです。
もしこのサドルと取り付ける事ができる車体があれば(できればローラー台専用)、今までとは違う世界が見えること間違いなしです。
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