黒髪のパルティータ
お気づきの方も多いかと思いますが、このブログは掲載されるスパンが長くあく時はお店が忙しい時。短い時はヒマな時となっております(たまに体調悪いとか、文章とタイトルを関連付けて書くのに悩んで、しまいに面倒くさくなるもある)
今ですか?それだけは言えません(笑)
さて、いつも商品紹介やワタクシ私見ばかりではなく、今回はちょこっとためになる事を。
お話するのは縁の下の力任せ、じゃなくて縁の下の力持ちである”チューブ”についてです。
昨今はほぼすべてのスポーツバイクが、クリンチャーといわれるタイプのタイヤを使用しています。これはタイヤとチューブが別体式になっていて、タイヤが減ればタイヤだけ、チューブがダメになったらチューブだけ交換出きる様になっています。
細かいウンチクはおいといて、今回はチューブについてのお話です。
長年スポーツサイクルに乗っておられる方ならご経験もある事ですが、長い事パンクしてなかったのにある日いきなり凄い勢いで空気が抜けた、パンクしたからサドルバッグに入れっぱなしの予備チューブに交換したけど、少し走ったらこれまた凄い勢いで空気が抜けた。
そんな場合は、こんな風になってる事が割とあります。
 バルブ(空気入れるトコ)の根元が ”パックリ”(画像のものは、人為的に裂きました)
バルブの根元がこうなったら、もう修理不可です。画像ではわかりづらいですが、バルブの根元周辺のゴムは、他のゴム部分と色が少し違っていて、触ると硬いです。
元々、金属製のバルブを、ゴムという異素材のものに接着しているのです。古くなったらこうなるのは、正に”避けられない”運命なのです(笑)
さてさて、上述の通り経年劣化により、パンクした事がないチューブでもいずれはこうなる運命で、そうなると修理も効かないので交換した予備チューブがこうなっては、もうお手上げで”ヘイ!タクシー!”か家族にエマージェンシーコールするしかありません。
それを回避するには、たとえパンクした事が無いチューブでも、できれば1年半程度で交換するのが得策です。 ましてはサドルバッグに入れたままのチューブは、結構劣悪な環境化にさらされているのでなお更です。
事が起こらないと気にならないのは人間の性なのですが、よく”まだパンクしてないからもったいない”とか、”新品のやつを予備でサドルバッグに入れてるから大丈夫”と言う方もおられます。 でもちょっと考えてください、チューブって、”所詮、ゴム”なんですよ。
台所におきっぱの輪ゴムを考えてください。滅多に使わないから最初は”ビヨンビヨン”でも、その内に”カピカピ”になって硬く弾力性がなくなり、引っ張ったら千切れますよね。 チューブも同じです。これが無いと自転車は走る事はおろか、押す事も困難ですし、ホイールを痛めちゃいます。
ですから、できれば車の任意保険といった感じで、毎年交換して安心感を買うと思って頂ければと考えます。
同じ様にタイヤも、”所詮”ゴムなので、距離を乗ってないからといって、何年も前のものを使い続けるのは避けて欲しいです。
ゴムが劣化すれば、本来の性能がでないので制動距離が伸びたり、新品時より滑りやすくなったり、最悪前触れなしにバーストする時もあります。
すべては繋がっているのです。永遠不滅のものなど存在しません。
山奥で途方に暮れたり、訳も分からず転倒して大怪我したりさせたりする可能性を、少しでも低くして安全快適に走って頂きたいと思っています。
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