7つの大罪-その壱-
ここ最近、また寒くなって古傷が色々痛いワタクシです。
また、展示会のシーズンがやってきました。 2月18、25日(両日共に水曜日)は、メーカー展示会のため午後1時よりの営業となります。 いつも申し訳ありませんが、ご容赦の程お願い致します。
さて、寒いと中々外に走り出すまでが億劫ですが、外で走ったとしてもそれほど負荷を掛けられる走りができる訳ではありません。 痩せるには冬はいい季節なのですが、筋肉が冷えるのであまりやり過ぎると故障の元となるからです。
冬場はLSD(ゆっくり走って、毛細血管の数を多くしていく)が言いといわれていますが、それもいいですがそれほど負荷を掛けないこの時期こそ、じっくり取り組んで頂きたい事があります。
それが何かと尋ねたら・・・・(今日は長いです)
タイトルで7つの大罪と銘打ちましたが、それには理由があります。
自転車乗りに限った事ではないですが、ワタクシが感じるところ特に自転車乗りに多いと思う点があります。
それは”機材まかせ”なところです。 これは機材に頼ると言う事ではなくて(ある意味そうですが)、ポジションにこだわる方は多いですが(機材を合わす)、ポジションに合わそう(機材に合わす)としない点です。
どういう事がかと言いますと、自転車のポジションというのは大まかにサドル(上げ下げ、角度、前後位置)とステム(高さ、長さ、角度)であわせます(フレームサイズがあっている事を前提として)
しかし機材側の調整範囲は、“コレだけ”なのです。 これだけの調整機構で合う合わないを判断する事が、大罪といってもいい位の事なのです。 よく人間がエンジンだから、機材なんか何でもいいと言う方がおられますが、エンジンが良くてもシャーシがダメなら本来の力は発揮できません。
機材の性能を上げるだけでなく、乗り手とのバランスもマッチングさせないと、1馬力未満の非力なエンジンの力を有効に使えないのです。
いくらフレームサイズがあっていても、乗ってる人間の数だけバッチリなスィートスポットは違います。 また、その日の体調や気分のハイ、ローでも、微妙に違って感じるのがポジションです(これかなり重要)
ワタクシが考えるにポジションは、与えられたレディーメイド(いわゆる市販品)の機材では、無為無策にただ漠然と調整しても”合った様な気がする”だけで、おまけに無駄に時間もかかります。 ではどうすればいいのか? ある程度ポジションが決まっているならば、あとは体の位置を微調整するのです。
くどい様ですが、あくまでもフレームサイズや大きく機材ポジションが外れていないのが、前提条件です。
サドルの前や後に座ったり、ブラケットの先端や後ろを握ったりすることで、イチイチ機材側をいじくらなくても大まかに感覚が掴めるものなのです。 訳もわからずサドルの前後位置調整やステムを交換したりして、無駄な労力と出費を強いるより、よほど簡単で効果的です。
それにちょっと違和感を感じるからといって、サドル高さなんかを1mm上下させたりするなんて、ナンセンスです。 人間は意外に鋭敏な感覚センサーをもっていますが、同時に凄くファジーであやふやなので、乗るたんびに違和感感じてもおかしくないといっても、過言ではありません。
1mmのサドル高さを気にするなら、今履いてる靴下の厚みやレーサーパンツのパッドの沈み込み具合も考えて欲しいモノです(実際、そっちには気が回らないと思います)
ちょっと背筋を伸ばしたり、肘を曲げたり、動いてる筋肉に意識を持っていく事で、自転車の(機材側の)ポジションに“カッキリ”とはまる様な感覚があります。 それが”自分のポジション”で、”機材に自分を合わす”という動作なのです。
体からの声を素直に聞く事で、案外ピッタリなポジションが探し当てられます。 ただ、ポジションというのは永遠に普遍なものではありません。
年間の走行距離が半減すれば、ハンドルも遠く感じますし倍増すれば、ステムが高くも感じられます。 その時々に応じて、体が要求するポジションに随時合わせていく事が大事です。
当店ではアナログフィット(自称)を行なっています。 ポジションでお悩みの方は当店のお客様は無料で、それ以外の方は申し訳ありませんが1回2500円でポジションチェックを行なっておりますので、悩んでる方も漠然とコレでいいのかどうか判らないけど見て欲しいという方も、お気軽にお問い合わせください。
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