伝説は今、不滅になる。
今年は”秋”と言える季節が、数年ぶりに長期間味わえそうで、自転車で走るのが快適そうだなぁ~と思っているワタクシです。 さて、先月はお盆などもありお休みさせて頂いた”走らニャイ会”ですが、今月はやります。
今回は初心者向きのちょこっとキツ目の登りが入る、“油断してたら、いいパンチもらったぜ”的なコースです。
日時は9月27日(土)、集合は8時で出発は8時45分です。 何時も通り当店より出発で、行き先は奈良の平群道の駅に向かいます。
コースは大和川サイクリングロードをとおり、柏原市役所前を青谷方面に進みます。 青谷ゴルフガーデン前を通りすぎ、そのまま青谷を少し登っていき、青谷大池を右折します。 良く知ってる方なら、ここを左折するとキツイ登りがあり、信貴山のどか村方面に向かいますが、今回は国道25号線を迂回するためにちょっと裏道を通ります。
JR大和路線、河内堅上駅横を通り峠八幡神社横を通る、狭くてアップダウンのあるコースです。
住宅街を通り抜け、三郷駅をかすめて国道168号線にはいって平群の道の駅がゴールです。
河内堅上駅周辺以外は平坦で、ノンビリそこそのペースで走りますので、初心者の方にも十分楽しんでいただけると思います。 何時も通り自由参加ですが、あくまでも自己責任と言う事をご了承下さい。 また、交通法規の守れる方が参加資格になります。
さて、今日は凄いタイトルをつけた理由を、ここからご紹介です。
 哀れな姿になっておりますが、数年前のTIME-タイム-nxr-instinct-nxr-インスティンクト-のフレームカットサンプルです。
今回、輸入代理店のご好意で、カットモデルを頂きました。 ご存知の通りタイムは独自のRTM製法という製作方法で、フレームを自社生産しております。
RTM製法はフレーム内側のバリや余計な膨らみを極力少なくし、要らぬ応力集中や重量増を可能な限りなくすものです。 バリや膨らみがあってもいいじゃん!と思われるかもしれませんが、いくらフレームの各パートにかかる応力を計測して、最適なカーボンの積層をしても、内側がはらんだりバリバリだったりしたら、せっかく意図した能力が発揮できません。
だからできるだけ内側は、ツンツルテンがいいというのがタイムの考え方です。 それはとても手間とお金のかかる作業ですが、何十万もお金を払ってフレームを購入頂くユーザーの事を考えると、それはないがしろにはできない事なのです。
まぁ、性能云々をいうとまたうるさくなるので、ワタクシとしては性能よりもそのパッションを感じて頂きたいのですが、その辺はまた別の機会のお話したいところです。

 トップチューブとバックステーのカットモデルですが、ホントに内側ツンツルテンです。

 こちらは代理店が撮影した物ですが、BB寄りのダウンチューブ部をカットしたものです。 よく見てもらえると判りますが、左が右クランク側でチューブの肉厚が左クランク側(画像では右)に比べてカーボンの肉厚が厚くなっています。
これは車体右側はチェーンがあり駆動力が大きく掛かるので、それに対応するために肉厚を左右で変えているのです。
これだけなら驚く事のほどではありませんが、最近雑誌やアメリカブランドのフレームメーカーなどで、フレームに掛かる応力を測定するために、検出のコードを一杯取り付けて応力実験している話を聞きますが、なんとタイムは十数年前にすでにそんな事をしていたのです。
画像ではお見せできませんが、タイムが供給していた当時のフランスチーム”ボンジュール”カラーのフレームに、線が一杯繋がれて計測されている写真があるのです。
タイムはその事を大っぴらにはしていません。そんなトコロにワタクシはタイムの”想い”を感じます。
しかしこれらの画像を、マイナー店とはいえ販売店のブログに掲載したこの瞬間から、タイムの伝説は過去にあるのではなく、未来永劫続く”不滅”のものになったとワタクシは考えております。
ただし、これも別の機会の書きますが、自転車はスペックだけでは選ばないで下さい。 たとえ安くても、バカみたいに高くても、自分が一番格好良いと思って乗りたい自転車に乗るのが一番だと、ワタクシは思っております。
願わくば、それがタイムであらん事を切に思い、自分のRXRを磨きながら、ビール飲んで自己陶酔するワタクシです。
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