武装現象-アームド・フェノメノン-
先日梅雨らしくなって、風情がある程度に雨ガ降って欲しいと書いたら、超でっかい台風がやってきて驚きのワタクシです。
今年は梅雨明けが遅くなるという予報ですが、案外この台風が過ぎたらカラ梅雨であけたも同然になるかもしれませんね。
今日は梅雨があけて走りだすあなたに、自転車に乗る時の武装強化のお知らせです。
自転車に乗って慣れてくると、走る距離がどんどん伸びて100km位は普通に走れる様になってきます。
そうすると人里離れた山道を走る事も必然的に多くなります。そんな所を走っている時にパンクしたらどうしようと、誰もが恐れることかと思います。 慣れているワタクシですら、山道でパンクしたら”あ~!めんどくせー!”とイヤになってしまいますから、普通の方ならなおさら(場合によっては対処できない)かと思います。
普通は予備のチューブを持っておられる方がほとんどかと思いますが、やはりチューブ交換は面倒くさいです。
そんな時役に立つのがこれです。
 左手のボンベの様なものですが、これはHUTCHINSON-ハッチンソン-のFAST AIR-ファスト・エアー-という、シーラント剤です。
元々はチューブレスタイヤに注入しておけば、パンクした時(裂けや大きな穴は除く)にこの液が穴を塞いで、空気の漏れを防ぐものですが、これはエアゾールと一緒になっているので、通常のクリンチャータイヤがパンクした時に付属のアダプターを使用して注入すれば、チューブに液が充填されて穴を塞いでくれるシロモノです(注入後、空気を継ぎ足さなければいけませんが)
これ、単品でも販売しておりますが、ただ今5セットのみ限定でハッチンソンのチューブレスタイヤをペアでお買い上げの方に、このファストエアと右のチューブレス専用タイヤレバーを進呈します。(タイヤの種類はアトムギャラクティック、フュージョン3、インテンシブになります) 無くなり次第終了となりますので、よろしくお願いします。
お次はウェアです。
 イタリア BRIKO-ブリコ-製ウェアーです。
ブリコといえばアイウェアで有名(ワタクシも3本持ってます)で、その昔イタリアの伊達男と言われた、マリオ・チッポリーニ選手が使用していて一世を風靡しました。 そのブリコがウェアにも本腰を入れて出してきたのがコイツです。
 画像ではわかりづらいですが、生地が非常にサラッとしていて同価格帯(16200円 税込み)の他メーカーの製品より速乾性が高くて高級感溢れる仕様となっています。
コイツのもう一つのいいところはコレです。
 背中にある真ん中のポッケの赤い分部は、内側からテールライトを入れて光る様になっています(ライトは別売)
 内側です。 本当は専用品があるのですが、輸入品なのでえらく高くついてしまいますので、○ールイズ○も同じ様なウェアを出していますので、それのライトが使えますからそちらの方がお得です。
そしてもう一つ 日本のメーカーONYONE-オンヨネ-のウェアです。

オンヨネは元々アウトドア(特に山登り)の製品をメインとする会社ですが、数年前からサイクル用のウェアも生産しています。 最初の頃は試行錯誤も多く、やる気は認めるけどそれほど大した製品はありませんでした。 でも2年ほど前に宇都宮で行なわれるジャパンカップの公式ウェアの生産を皮切りに、急に品質があがりデザインもいい感じのものが出てきました。
当店は以前からオンヨネ製のアンダーウェアを取り扱いしてきましたが、そちらも中々の高性能でワタクシも使用しています。
 デザインも他にはあまりないモノで、ワタクシこういうデザイン大好きです(あくまでも好みの問題です)
 袖口も圧迫しない様フィットする伸びる素材が使われていて(ブリコもこうなってます)15120円(税込み)としては、秀逸です。
ウェアの能力の高さを測る基準で速乾性が高い事があげられますが、端的にいうと速乾性が低い(素材がよくない)ものですと夏場に自分の汗で濡れたウェアが体温の放熱を妨げて、どんどん体が火照って体温調節が効かないのです。 お湯で湿った毛布で全身をくるまれてるのを想像してもらえれば、判り易いと思います。 冬場ですと登りでかいた汗が下りで冷えて、白鳥座の聖闘士のオーロラエクスキューションで氷の中に閉じ込められたみたいになります。
自然の恵みを一身に受けて走る自転車ですので、それに対抗するためにはこちらも武装しないと気持ちよく走れないどころか、生死にかかわる事になるやもしれません。
工業製品は値段と性能が直結しているといっても言いすぎではありません。 できれば1シーズンに1着のペースで、”いいウェア”をお買い求め頂き気持ちよく走って頂きたいと思います。
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