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アウグーリオの楽園的、ノーテンキ日記
大阪の下町、長居でのんびり、ゆったり営業している自転車店です。
私の愛したスパイ(自転車)

妻が10日間位、風邪を引いていたので時折やばそうになりながらも持ちこたえてましたが、最後の最後で遷された店主です。
今年は風邪を引かなかった奇跡な冬だったのにと思っていましたが、いつもなら長引く風邪も宅配乳酸菌飲料のおかげで、3日間で全快しました。

さて、今日は当店の取り扱い自転車の宣伝を兼ねて、現在の店主の愛車のご紹介です。

ここから長いです。
my-rxr-1.jpg
まずは主力戦闘機 TIME-タイム-RXR ULTEAM-です。

サイズはXXS、ステムは120mmを使用。サドル高はBB中心から、サドルトップまで655mm。
フレームジオメトリーは、シートアングル74.5度、ヘッドアングル71度、トップチューブ長515mmです。

細かいパーツ構成は省きますが、もうあとやる事はすごくお金掛けないとできないところまで来ています。

自転車メーカーは星の数ほどありますが、その中で燦然と煌き、その煌きと同じ性能をもったフレームメーカーは、実はそう多くはありません。

タイムはそんな数少ないメーカーの一つで、”いつかはタイム”と言わしめる、買って後悔はしないメーカーです。
実際、タイムを買った人は店主が知る限り、長い間乗り続けてから新型のタイムを再び買うか、違うメーカーのものを買ってもタイムのフレーム(もしくは完成車のまま)は残しておく人ばかりです。

いわゆる手の届きやすい価格帯のものはありませんが、苦しみぬいて貯めた資金で購入したタイムは、言葉では表せないほどの感動を永遠に貴方の心に刻んでゆくでしょう。

そしてお次は、後方支援機のイタリア製ハンドメイド クロモリフレーム ZULLO-ズッロ- MAXフレームです。
zull-max-1.jpg
フレームジオメトリーが、シートアングル74.17度 ヘッドアングル72度 BBセンター~トップチューブセンター(C-C)495mm トップチューブ長535mm ステム長100mmです。

もはや有名イタリアメーカーでも本国ではクロモリフレームは製作していませんが、このズッロは今だにズッロ爺さんが一人でコツコツと泥臭くフレームを製作しています。

店主のMAXフレームは限定品で、パイプはもう20年以上前のもので、倉庫から20本分出てきたから作ったうちの一本です。(店主のはフレームに14/20とロゴがあるので、14本目ですね)
zull-max3-1.jpg
ラグカットも美しく、おまけに薄いです。
zull-max4-1.jpg
zull-max5-1.jpg
zull-max2-1.jpg

このフレームのパイプは、丸いところが全然ありません。

BB周辺やトップチューブあたりのつぶし加工は当然ですが、バックステー、チェーンステーは楕円やリーフ型で、今カーボンでやっている造形(応力に対応した形)を、鉄でやってやろうという製作に手間の掛かる意欲作です。

現在このパイプはもうありませんが、ズッロは今も意欲旺盛、革新的でクロモリでカーボンに負けないフレームを作っています。
詳しくはこちら

日本人はクロモリフレームというと、細身でシンプルでラグ仕様を好みますが、正直速さを求めるとそれでは到底無理です。
のんぴりポタリングという方には、TUUR'91という、細身のラグモデルがありますが(結構軽量です)、もしカーボンに飽きた、カーボン以外の高性能なフレームが欲しいと言う方には、レース用のINQUBO-インクボ-、レースはしないけど乗り心地が良くて、加速もいいのが欲しいと言う場合はPANTAREI-パンタレイ-、加速は要らないからノンビリ走りたい人には、パンタレイと同じSPIRITチューブを使用したTONICA-トニカ-があります。
店主がコレに乗っているのはカーボンに疲れた時、この自転車が自転車の楽しみ(カーボンとは違う)を、再び教えてくれるからです。

そして最後になりますが、そこらブラブラ、時々ビール買いに行くマシン(笑)イタリア製ハンドメイドチタンフレーム
NEVI-ネービ- PICCOLA20-ピッコラ20-小径車です。
ne-pic-1.jpg
コイツの詳細写真は、こちら

実は上記のサイトに掲載された時は、ディスクでカンパ用の小径ホイールがなかったので(しかもリヤエンド幅135mm)、手組みホイールだったんですが、ROLF PRIMA-ロルフプリマ-社にお願いして、特別に製作して貰いました(現在は、可能な限りオーダーに応えてくれます)
ne-pic2-1.jpg
コイツのフレームジオメトリーは・・・、まぁ小径車だからいいでしょう(笑)

ロードレーサーに乗っていると、小径車であまり遠くに行く事ないんですが、タマにはカジュアルな格好でノンビリ走りたくなるので、これからの季節はコイツの出番が増えると思います。

お気づきの方も居られると思いますが、タイムとズッロのフレームジオメトリーが随分違います。
これはズッロは店主の体の各部の寸法を測って、最適なフレームジオメトリーにして貰ったのですが、タイムの場合は本当はもう1サイズ大きくしたかった(ズッロと近い寸法)のですが、如何せんシートポストがISP(一体型)で、当時はご覧の様にTIMEの文字が大きく、しかも上の方にきていたので標準的日本人体型の店主では、TIMEの文字が切れてしまうため、止む無くXXSサイズにした次第です。

そしてここに気づいておられる方も居られると思います。
店主の身長は166cmです。

トップ長535mmでステム100mm、515mmでも120mmのステムではフレームが大きい、ステムが長すぎるのではないか!?

単に店主が胴長、短い足なのではありません。標準的な日本人なら、身長160cmあればトップチューブ長が520mmくらいのサイズが、実はいいのです(もちろんそうでない方も居られますし、体の柔軟性にもよります)

店主がすごく乗り込んでいて、プロ並の身体能力だから身長と比較して長いトップチューブ、ステム長があっているのではありません。
画像を良く見てもらえると、ステムの高さ(コラムスペーサーの厚み)は結構あります。

もう一つ言うならば、トップチューブの長さが重要なのではなく、ペダルの漕ぎ出しの位置(シートアングル)が問題なのです。

すごく大雑把に言うと、トップチューブ長の短いモデルはシートアングルが立っていてサドルを適正位置にすると、実際に漕ぎたい位置より前に座ってペダルをこぐ事になります。
これはサドルを後ろに下げれば解決する問題ではないですし、それならもう1サイズ大きなものに乗れば良い訳です。

ただ、既製フレームだとその考え方だとどうしても、シートピラーの出代が少なくなるので見た目の事もあります。

乗り方もそうですが、店主のポジションに対する考え方は、他店とは少し違います。
同じ様なポジションを提唱されている方々もおられるのですがやはり極少数派ですので、雑誌や他店様のお話を聴いておられる方には奇異に思えるかもしれませんが、かなり走りが改善される様になりますので、興味のある方は当店でのポジションチェックを一度受けに来て下さい。
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アウグーリオ

Author:アウグーリオ
大阪の下町、長居で営業しているロードレーサーメインのショップです。
気楽に楽しく乗って頂ける様に心がけていますので、ぜひ一度ご来店下さい。
住所:大阪市住吉区長居2丁目10-32
電話番号:06-6696-5501
営業時間:11:00~20:00
定休日:木曜日


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