楽しんでいるのか?
ここ数年の自転車ブームはすさまじい。 特にロードレーサー人気はすさまじく、通勤帰宅時間帯にちょっと大通りを見れば、色とりどりなカラーリングのロードレーサーが、ガンガン走っている。
店主は本格的にロードレーサーに乗り始めて10数年ほどですが、乗り始めのころは街中でロードレーサーを見かける事はまずなかったです。 ましてジャージにレーパン着用の、モジモジ君仕様の方々には、県境の山のてっぺんくらいでしか、お会いする事はありませんでした。
ここから先は説教じみてるので、不愉快になるのが嫌な方はお読みにならないで下さい。
時代は流れ、最近の状況を考えると、当時とは逢瀬の感があります。
でも、ちょっと考えてしまう事があります。
それは一部のマナー悪く走行している人達や、このブームの行き着く先ではありません。 店主の感じるところ、それは皆さん本当に自転車をエンジョイしているのでしょうかという事です。
数ある趣味の一つとして、またサイクリングメインの方などには、そんな風に感じる事はほとんど無いのですが、レース志向の方に時々感じてしまいます。
昨今、自転車ブームの増大に伴い、各地でホビーレースが数多く催され、中には数時間で定員いっぱいとなるものも少なくありません。
もちろん、皆さんすごく楽しんで頂いているのはわかるんですが、店主的には刹那的な楽しみ方に感じてしまいます。
レースというからにはやはり勝ち負けがあります。 勝てば嬉しいし、負ければ悔しい。勝つのは一人なのでほとんどの人が悔しい思いをします。
そうなると次のレースでは、順位を一つでも上げるために、練習時間やパーツ代金を増やしていきます。 それはいい事だと思いますが、日本人特有の生真面目さというか、やりすぎの様に感じてしまうのです。
店主もやっぱり速く走れれば嬉し楽しいですし、レースではいい成績を上げたいと思います。 でも、速さだけが自転車の楽しみ方ではないのです。
レースし始めの頃は、やる気も全開なので多少の事では気持ちもめげませんし、明日のためにの努力も怠りません。 でも、それが5年、10年、20年と続くでしょうか? 人にもよると思いますが、いつかは真っ白に燃え尽きて、自転車自体を降りてしまいそうな気がするのですが・・・。
たとえ不甲斐ない成績でも、それでご飯食べているとか、スポンサーがついてるとか言う訳でなければ、レース後にビール片手に“えへへ、やられちゃった”とか言って、酔っ払いながら他のレース観戦でもしたら、もっと楽しめるのになぁ~と考える時があります。 結構多くの方が、悲壮な顔つきで“練習増やします!、いいパーツ、フレーム、ホイール買います!”と、言っておられる様な気がして・・・。
まぁ、これは個人的な考えなので、バリバリのレース志向の方はきっと、お怒りになるでしょうね。
たいていの方は結構、いいお歳をめされているので、仕事や家庭があると思います。 その制約の中で、できる範囲で突き詰めて、気持ちに余裕をもったままちょっとづつ、できる範囲が増えていけば能力も向上していくと思います。
たまにはゆっくりとLSDなんか考えず、気の向くままにぼんやり走ってみてはいかがでしょうか?
できれば、自転車に永く、楽しく乗って頂きたいので、今日はちょっと説教めいた文章でした。 不愉快になった方がおられたら、ごめんなさい。
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テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用
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