ここから始まり、ココに帰る
時差ぼけはすっかり治りましたが、心はまだドバイでトランジット中のココ大阪のワタクシです。 時差ぼけなのか何なのか、帰ってきて2、3日は眠いよりだるくて仕方がありませんでした。
さて、イタリアへはZULLO工房に立ち寄り、ZULLOの自転車で3日間イタリアを走り回るという、ZULLO乗りとしては(ワタクシ、タイム以外にZULLOのオーダーフレームを乗ってます)最高のイタリア訪問でした。
いくつかご紹介したいのですが、今回はメインのZULLO工房を訪問した際の事をお話したいです。
まずはZULLO(ズッロ)についての説明を。ズッロとはイタリアのヴェローナで今でもハンドメイドされる、クロモリフレームの事です。 それは創始者であり作り手でもあるZULLO氏の名前でもあります。
ズッロは古くはTVMチームなどに供給され、ツールドフランスも走った事のある伝統と性能を兼ね備えたメーカーなのです。m 今はズッロ氏が一人で制作していますが、ズッロ氏の一番弟子である安田氏(通称MASO)も時々イタリアに出向いて、フレーム作りを手伝っています(今は長野県でアトリエkinopioを開いています)
ワタクシ、タイムも2台所有していますが、10年前にお店をオープンした時にちょうど日本に帰ってきた安田氏と繋がり、その時に1台自分のフレームをオーダーしました。 とにかく乗ってみないとどんなものか分からないし、オーダーフレーム自体に興味がとてもあったので作ってもらいました。
ちょうどその時に、その時点で20年くらい前のコロンバス社のMAXというパイプが20台分、ズッロの倉庫から出てきたので全世界限定20台の内の1台として、ワタクシのフレームを作ってもらいました。 以来、ずっとワタクシはタイムも乗り続けていますが、このズッロも手放そうとか一切思わず、ずっと乗ってきています。
一言でいうと、ズッロのフレームは”オーラ”があります。ご存じの方も居られると思いますが、ワタクシが自転車を購入して頂く際、一番重要なファクターとしてお伝えしているのが、”オーラ”を感じる自転車に乗ってくれと言う事です。
”オーラ”とはなんぞや?それは説明するものではありません。その自転車(正確にはフレーム)を見た時に、まさに光り輝いて見え、これを絶対に手に入れる!という想いに捕らわれる気持ちにさせるものです。
それはズッロに限らずそうなのですが、買う買わないは別としてズッロフレームを見た方は皆、畏敬の念に捕らわれるのです。
と前置きは長くなりましたが、ZULLO工房訪問編、はじまり、はじまり~。
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